「工事費の坪単価比較」

大手・中堅ハウスメーカーのコスト(坪単価/法廷床面積)一覧表になります。私たち[近藤晃弘建築都市設計事務所]は諸条件によりますが平均坪単価/法廷床面積は67万円程度ですので、ハウスメーカーとほぼ同じか、あるいは少し安い程度ではないでしょうか。(更に積極的にコストダウンを測ることも可能です。)コストについては、基本設計が固まった時点で詳細な見積をとり、減額調整してから実施設計に入ります。コストコントロールは得意とするところです。ご安心ください。

坪単価木質系鉄骨系コンクリート系
80万円〜スウェーデンハウス積水ハウス
ダイワハウス
(注文住宅)
ヘーベルハウス
パナホーム
大成建設
(パルコン)
70万円〜80万円住友林業
三井ホーム
三菱ホーム
セキスイハイム
65万円〜75万円セキスイツーユーホーム
ミサワホーム
トユタホームレスコハウス
60万円〜70万円一条工務店
(注文住宅)
大成建設
(パルコン)
ダイワハウス
(規格住宅)
55万円〜65万円一条工務店
(規格住宅)
S×L
(注文住宅)
三井ホーム(規格住宅)
50万円〜60万円住友不動産
東急ホーム
東日本ハウス
45万円〜55万円アイフルホーム
クレバリーホーム
ユニバーサルホーム
40万円〜50万円タマホーム
30万円〜40万円S×L(ネット販売)

「住まいづくりの仕組みの比較」

ハウスメーカーは、規格住宅の中から施主がもっとも予算と要望に近いものを「選定」する仕組みで、かつての公団の団地のように大量の住宅をつくるときにもっともふさわしいやり方でした。このやり方は戦後、高度成長期から続いていますが、現在の先進国である日本における豊かな住まいづくりとしてふさわしいでしょうか。技術は交通や家電、パソコンやインターネットにより進歩し便利になったという成熟感はありますが、こと住まいに関してはまだまだ未成熟ではないでしょうか。ハウスメーカーの注文住宅というケースもありますが、要望や土地条件などに少しでも特殊な部分があると対応不能になるか、高額になることが多いです。

設計事務所は、こだわりを持ったお施主さまのために、設計事務所が弁護士のような立場で施工会社とお施主さまの橋渡しをします。個別要望や特殊条件を設計に細かく反映することが可能で、コストコントロールや品質のチェックが可能ということで、質の向上面では設計事務所はハウスメーカーより圧倒的に有利です。個別対応には時間と費用がかかりますが、設計料が同じなら検討に費用をかけるのはお施主さま目線でみれば得ではないでしょうか。弱点は大手に比べて知名度が圧倒的に低いため、情報量が少なすぎる方には選択肢として選べないところではないでしょうか。

商品開発費+広告宣伝費を含めた経費率が40%の大手ハウスメーカーと近藤晃弘建築都市設計事務所+優良工務店の組み合わせを比較したら、間違いなく後者のほうがコスト的には得になります。質的な面でみても前者は新建材でできた規格住宅なのに対し、後者は自然素材で手作りの住まいで、満足度は圧倒的に異なります。大手だと保障の問題が唯一有利そうな気がしますが、工事中の倒産は住宅完成保証制度で備えられますし、雨漏りや構造に関しても、住宅瑕疵担保責任保険制度で10年間の保証が得られれば、基本的には十分と考えられます。

このハウスメーカーのコスト(坪単価表)は各社の営業マンに直接ヒアリングされた「家づくりの応援サイト」より転用させていただいています。