ヨーロッパの旅②/コロッセウム〜カラカラ浴場/イタリア/ローマ
コロッセウムは雨
ザーッと、大粒の
もちろん、傘なんて持ってきていない。
回廊は薄暗いけれど
実に色気のある光と闇の空間
今の日本では考えられないだろう
博物館の展示も美しい
日本から離れて気づくのは
日本の明るさだ。
日本では暗い=危険というイメージだけれど
イタリアでは明らかに違う。
闇を楽しんでいる。
谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」では
日本ではまだ電灯がなかった時代
西洋では可能な限り部屋を明るくし
陰翳を消す事に執着した。
一方、日本ではむしろ陰翳を認め
陰翳の中でこそ生える芸術を作り上げたとされ
それこそが日本古来の芸術の特徴だと主張している。
全く反対のことが目の前で起こっている(笑)
コロッセウムを見下ろす。
ここで人とライオンが戦い
たくさんの観客が、観戦する。
映画のような世界。
続いては、カラカラ浴場
今でこそ「テルマエ・ロマエ」で
古代ローマ人の風呂好きは有名だけれど
実は現代のローマ人(イタリア人)は
湯船に浸かることはないらしい。
全く反対のことが目の前で起こっている(笑)
こんなおおきなお風呂は気持ちいいだろうな〜
復元して、ローマをお風呂の街に!
旅は意外性の連続だ。