緑と水盤のある中庭リゾートの家
大阪狭山の家
古い石積みの擁壁が残る閑静な住宅街に建ちます。敷地は台形状の変形地でしたので、アプローチとリビング・ダイニング・キッチンのゾーニングが特に難しく、たくさんのゾーニング案をおつくりさせていただきました。ご採用いただきました案は、お住まいの外壁沿いにスロープをぐるりと回し、トンネルのアプローチから、エントランスにアクセスし、緑と水盤のある中庭を見渡す案でした。中庭に面して、おおきな窓のあるリビング・ダイニング・キッチンを計画することで、自然をゆっくりと感じることのできる、贅沢な時間が流れる空間となりました。
「ヨーロッパのリゾートホテルのような」というお施主さまのコンセプトに想像を巡らせ、時にはお施主さまと議論を交わし、ご一緒に、おつくりさせていただきました。
素材の組み合わせ、色合い、質感、ひとつひとつ吟味し、お住まいに相応しい素材を選び抜きました。リビング・ダイニング・キッチンのメインで使用しています、グレーの壁はポーターズペイントのMINERAL色で、お施主さまのDIYにて塗装され、奥行きのある光の空間を生み出しています。
木造軸組工法|耐震等級2相当
- 所在地
- 大阪府大阪狭山市
- 敷地面積
- 191.57㎡
- 建築面積
- 98.48㎡
- 延床面積
- 140.41㎡
- 設計監理
- 近藤晃弘建築都市設計事務所
- 構造設計
- 土屋設計
- 撮影
- 近藤晃弘建築都市設計事務所