アートのパンフレット/兵庫県芦屋市

お施主さまより、アートの展覧会のパンフレットをいただきました。私もアートは好きで美術館を巡って建築とアートをたくさん見てきましたが、お施主さまのお話を伺う中で、アートを飾りたくなり、思い立って事務所にピクチャーレールを取り付けしてみました。
ダミアン・ハーストとはいかないまでも、明るいアートを事務所に飾って、華やかな事務所にしたいなと、考え中です。


お施主さまより、アートの展覧会のパンフレットをいただきました。私もアートは好きで美術館を巡って建築とアートをたくさん見てきましたが、お施主さまのお話を伺う中で、アートを飾りたくなり、思い立って事務所にピクチャーレールを取り付けしてみました。
ダミアン・ハーストとはいかないまでも、明るいアートを事務所に飾って、華やかな事務所にしたいなと、考え中です。

豊中の家_木と石のリゾートコートハウスはお引き渡しから2年ほど経過しまして、ようやく竣工写真の撮影をお願いすることができました。忙しかったというのもありますが、コロナもあり、なかなかデリケートな期間が続いていましたので、動きづらかったのですが、無事、天候にも恵まれ、撮影完了することができました。

カメラマンさんのタイミングで、私の方で撮影させていただきましたお写真ですが、光の入り方や、その時間を計算し、撮影する。改めてカメラマンって凄いな、と感じました。植栽も素晴らしく、私のイメージ通りに仕上げて下さったお施主さまにも感謝です。
カメラマンの福澤さんは厳しくて、人使いがあらく、こだわりが強い、最高のカメラマンです。楽しかったので、また、よろしくお願いいたします。良いお写真も期待させていただいています笑
最近、考えていること
早く行きたければ一人で行け
遠くに行きたければ皆で行け
どこかのことわざがですが、今は遠くに行く方法を模索中です。
今まであまり考えていなかったのですが、どこか遠くに行きたいと思っています。
皆を大切に、改めて、頑張っていきたいと思いました。

吹田の家_緑と中庭のリゾートハウスは天井下地を進めていただいています。天井下地ができましたので、各お部屋の天井高さや間接照明、カーテンボックスのイメージが分かってきました。

2階廻りは北側斜線の影響で、勾配天井部分も多いので、細かく高さ関係を打ち合わせさせていただきました。設計図通り、問題なく進めれそうでしたので、ほっとします。勾配天井は屋根裏部屋感があり、とても面白い空間になります。楽しみです。

宝塚の家_吹抜ブリッジのあるリゾートプールハウスは外構工事を進めていただいています。ゲート廻りの工事が進み、形になってきています。ゲートには庇があり、タイルとコンクリート打ち放しを組み合せたデザインとなります。レベル関係を細かく検討し、階段やシャッター納まりなど、デザインさせていただきました。

アプローチや駐車場内は乱形石の石貼りとなります。ライトグレーの乱形石とホワイト系の砕石と南国系植物のあるアプローチ空間となります。徐々に外構も進んできて、楽しいです。

芦屋の家_内と外が繋がるラグジュアリーコートハウスは夏前になりますが、地鎮祭を執り行わさせていただきました。高低差2m程度の土地を活かし、地下にガレージのある、インテリアとエクステリアが繋がるコートハウスを計画させていただきました。この日は雨模様ではありましたが、何とか天気も持ってくれて、良い地鎮祭になりました。
地階にガレージがあったりと、基礎が複雑になり、難しい工事になると予想できますので、気を引き締めて、慎重に頑張らさせていただきます。

吹田の家_緑と中庭のリゾートハウスはサッシ枠の取付けが完了しています。サッシ枠が取り付きますと、光の入り方や外の見え方が分かり、よりイメージが見えてきます。
エントランスにはスケルトン階段を上がりながら外が見えるよう、大きな窓を設けさせていただいています。ここは緑も植えていただくので、とても気持ちの良い空間となる予定です。

リビングの大きな窓はデザインとしても採光や通風としても重要で、カーテンボックス含め、細かな納まりを検討し、進めさせていただいています。この辺りがバッチリ納まりますと、なかなか爽快です。

寝室は天井が高いので、窓形状も無目を入れ、高い天井なりにデザインさせていただきました。正方形の大きな窓で、より象徴的な空間になるのではないかと思います。

南側の廊下にも窓を設け、廊下を挟んだ子供室にも光が入るよう、子供室に室内の窓を設け、工夫し、検討させていただきました。
工事が徐々に進んでいき、楽しみが増えていきます。

生野区の家_伝統のあるラグジュアリーコートハウスは無事、上棟することができました。久々の3階建てで軒高も9mと高いので、かなり大きく感じます。現場であまり感じたことがありませんでしたが、屋根から見下ろしますと、足がすくみました。。。

1階のLDK廻りも光が入ってくる環境ですので、気持ちよいです。これから、構造金物や外貼り合板、筋交いなどを取り付け、中間検査に望みます。楽しみですが、打ち合わせ内容もたくさんありますので、気を張って進めていきたいと思います。

吹田の家_水盤のあるライブラリーコートハウスは外構工事が進行中です。まずは杉板型枠のコンクリート打ち放し塀を建てます。スギ板の場合は、スギ板のピッチでセパ割が決まってきますので、注意してセパ割を検討させていただきました。スギ板は浮造りのものを用いることで、コンクリートにもスギ板の立体感が表れ、良い感じに仕上がります。

次に、駐車場の塀もつくっていきます。こちらはコンクリートパネルの打ち放しになります。ガレージシャッターも納まってきますので、電源位置や埋込み配管の照明位置等検討しならパネル割を検討させていただきました。

打ち上がり、脱型しましたら、よりファサードが、しっかりとした佇まいとなります。アプローチや勝手口の階段廻りも作成いただき、門扉が取り付いて、緑が入り、完成となります。

アプローチの階段を作成いただいています。土地が道路から1mほど上がっていますので、どのようなアプローチ計画にするのか、工夫が必要です。

勝手口の階段も工夫しながら、勝手口からガレージへの動線を確保することができました。外構廻りもお時間をいただいてますが、ようやく完成が見えてきました。

吹田の家_緑と中庭のリゾートハウスは無事、中間検査に合格いたしました。土地が南北からちょうど45度、角度がついていますので、北側斜線が2方向からかかってきます。また、道路から1m程度上がった土地で、平均地盤面も下がってくるため、軒高制限も厳しくかかってきます。そのような条件でしたので、軒の位置の決定や、屋根形状の決定、棟位置の検討が複雑になりました。

プレカット図では確認していましたが、実際に見ますと、難しいところもしっかりと納められていることが分かりました。
設計検査では、金物や耐力壁、筋交いや火打梁などを、設計図書をもとに、ひとつひとつ確認していきました。引き続き打ち合わせを行い、進めていきます。

宝塚の家_吹抜ブリッジのあるリゾートプールハウスはまずは、建物のみのお引き渡しをさせていただきました。外構工事は引き続き進めさせていただきますが、まずは、建物のお引き渡しができ、少しだけほっといたしました。建物の方も残工事がありますので、気を引き締めて進めさせていただきます。

建物内部のお写真も撮影させていただきましたので、設計時や施工時のお話しともにご紹介させていただきます。
まずは、エントランスに入りますと、プールのある中庭と、アールの階段、坪庭が目に飛び込んできます。お住まいに入った時のインパクトはとても大切に考えていますので、大きなガラス面や素材の繋がり、アクセントのタイル面など工夫しながら考えさせていただきました。設計時には、お施主さまから一部壁を無くされたいというお話があり、少し迷い、考えましたが、やはり無い方が空間が広がり、良かったです。

アールの階段は設計上、施工上、とても工夫しながら考えさせていただきました。大きな階段ですので、階段の構造は2階の床まで達して考えさせていただいたり、ロートアイアンのイメージで丸鋼を使用させていただいたり、デザインもいくつかの円が組み合わさった平面でしたので、スチールの製作も難儀したりと、色々な問題を解決しながら進めさせていただきました。
階段踏板のウォルナットの無垢接ぎ板を大工さんの手加工で、2人で丸二日ほどかけ、取り付けていただき、納まったのを見た時には思わず声が上がりました。優雅な階段になったと思います。

リビングに入りますと、吹抜の開放感が気持ちよく、ブリッジがかかることで、より見映えのする空間となりました。2層吹抜ではありますが、天井高さを高くしすぎないように考えたり、ブリッジのプロポーションを考えたりと、空間が大きいだけに、身体に馴染むスケール感となるような寸法で構成させていただきました。この辺りは本当に比較ができないところですが、とても大切に考えていまして、より居心地の良い空間になったと自負しています。

中庭のある家(コートハウス)として、プライバシーを確保しながらも、光を取り込みます。夏場は日照をできるだけ室内に入れない計画とさせていただいており、冬場は吹抜を介して日照を取り込めるよう計画させていただきました。また、冬にもお伺いさせていただき、どのように日照がはいってくるのか見せていただきたく思います。吹抜上の窓から見えます空が気持ち良いです。

プールと反対面の壁は、暖炉のある空間です。石やタイル、木を間接照明とともに計画させていただきラグジュアリーに仕上げさせていただきました。特に木に照明が当たるのが好きで、大きな板貼りの壁を中心に空間を構成させていただきました。当初のイメージからほぼ変わっていない空間で、ようやく目に見ることができました。

お引き渡しの日は、お施主さまよりお弁当をいただきました。最高の空間に、真新しいダイニングテーブル、頑張ってくれるスタッフと、ゆっくりとした時間をお引き渡し前に過ごすことができました。最高のおもてなしに、本当にもう、感謝しかありません。

キッチンからリビングダイニングを見ています。キッチンのカウンターはデクトンのホワイトマーブルの大理石調です。私としても憧れのカウンターでとてもお気に入りで、お住まいのイメージともバッチリです。お弁当をいただいた後、次回は奥様の手料理で、とご主人よりお話しいただいたことにも感無量でした笑。このキッチンでお料理していただき、この空間で召し上がる、もう美味しいこと間違いないです。

リビングにいますと自然とプールが目に入ってきます。プールハウスならではの距離感でプールを楽しめ、夜の雰囲気も内部の照明を少し落とし、テラスやプールの照明を付けていただくと、日中の印象とはガラリと変わり、素敵なライトアップのある空間になります。

ゲストルームは天井高さの確保できる空間でしたので、切妻天井とさせていただきました。落ち着いたゲストルームのイメージでしたので、板貼りに間接聡明のみとさせていただきました。扉は和紙に漆を塗ったもので、独特の風合いがあります。この扉はお施主さまのイメージもありましたが、私のわがままを通させていただいた空間かも知れません。

ゲストルームからは太鼓張りの障子を開けますと、坪庭のモミジやシマトネリコを楽しむことができます。11月頃でしょうか、モミジがうまく紅葉してくれることを祈るばかりです。

洗面空間はお施主さまが、私が見たこともない素敵な洗面ボウルを見つけていただき、それにインスピレーションを受けた形でデザインさせていただきました。ホワイトの大判タイルのカウンターにゴールドの洗面ボウルを合わせ、下部に引き出し家具を仕込みました。リゾートホテルとは違い、お住まいですので、日々の用品やストックされるものもあり、収納もたくさん必要ですので、デザインと使い勝手と合わせてご提案させていただきました。温かみのある空間で、とても素敵に仕上がったと思います。

浴室にはサウナあり、ジャグジーあり、プールあり、楽しい空間です。サウナで熱々の身体を氷の入った水風呂で冷やす。それを何度も繰り返し、最後は湯船につかられ、整うそうです。冬場に冷たいプールに飛び込むこともできるそうですが、私には想像できない世界です。でも、めちゃめちゃ興味あります。

吹抜ブリッジから見下ろす町並みとリビングは楽しく、優雅な時間をつくり出してくれそうです。移動中も飽きがこないですし、リビングからは誰がどこにいるか分かりやすい、回遊動線となっています。

バルコニーから中庭を見ますと、ブルーのモザイクタイルを貼ったプールが目に飛び込みます。バルコニーからダイブしてプールにどぼんっ、と行ってしまいたくなりそうですが、それはちょっと冒険し過ぎです笑。
お施主さまより、冬にプールを暖めた時に、黙々と湯煙がたち、それがとても幻想的だというお話を伺いました。どこまで実現できるか分かりませんが、そのようになってくれたら良いなあと思っています。

衣装室はとてもサプライズな空間です。ライトグレーの磨きタイルに木の衣装棚、ギャラリーケースを計画させていただきました。アート等も飾っていただけるフレキシブルな空間で、お住まいいただき、どのような空間になっていくのか、とても楽しみな空間です。

衣装室のレイアウトにはセンスが問われそうですが、以前、奥様よりいただきました、コンセプトレイアウトスケッチのように、素敵に仕上げていただければと思います。お時間をかけていただき、好きなもので溢れた唯一の空間にしていただけますと幸いです。

和モダンスイートとお名前をいただきましたお部屋は、畳と障子のある空間です。ウォルナットのフローリングに明るいグレーの畳に白い壁を合わせ、障子も太鼓張りとすることでより、和モダンを意識させていただきました。柔らかく空間を仕切ります縦格子はディテールを細めにし、バランスを見ながらデザインさせていただきました。モックアップをつくり確認しましたので、その成果が見事に出ています。絶妙な間隔で見え隠れる縦格子となりました。

和モダンスイートの天井は、折り上げ天井とし間接照明を設け、天井色を艶のある銀色とすることで空間にメリハリを付けさせていただきました。間接照明中心にゆっくりと休める空間になったのではないかと思います。お施主さまからも、落ち着く空間とおっしゃっていただけ、本当に嬉しく思いました。

お施主さまとは、はじめてお会いさせていただいてから、ちょうど2年になります。設計から見積もり、着工までで1年と3ヶ月、着工から今で9ヶ月と、たくさんのお時間をいただいたことに感謝と共に、申し訳なさも感じています。途中、コロナの影響で思うように見積もり等を進められないこともありました。ウッドショックで木材の値段が上がるという想定外のこともありました。工事も思うように進めされないこともありました。
お施主さまより、この建物は、サグラダファミリアやから終わらへんよ、とお言葉をいただいた時、ああ、そのサグラダファミリアも外構工事が完了してしまうと、本当に完成し、お伺いさせていただくことも少なくなってしまうと思うと、完成の嬉しさもありますが、寂しさも同時に感じています。本当に家づくりという貴重なお時間を共有させていただきありがとうございました。
もう少し工事は続きますが、頑張らさせて下さい。
私たちは、デザインで日常をよりゆたかにすることをコンセプトに建築を手掛けています。
「自然」との関わり、「まち」との関わり、「人」との繋がりを想像し
自由にふるまえ、永く愛着のもてる、日常を楽しむことのできるデザイン
「シンプル」で「ゆたか」な、建築をつくりたいと考えています。
建築づくりは、クライアント・設計者・施工者がコミュニケーションを重ねながら進めていきます。
ご要望やご質問がありましたら、おっしゃってください。誠心誠意お答えさせていただきます。
信頼関係を築いていくことが、何より大切なことと考えます。
ひとつひとつのコミュニケーションが、安心感や納得度につながります。
私たちはクライアントとともに考え、つくっていきたいと考えます。
一級建築士事務所 近藤晃弘建築都市設計事務所
近藤晃弘建築都市設計事務所は大阪・神戸・京都を中心に、日本全国で建築の設計監理を行う設計事務所です。常に建築のプロフェッショナルであることを自覚し、デザイン、テクニカル、コスト、全てにおいて責任のある設計を目指し、きめ細やかなサービスを心がけています。