akihiro kondo architecture 近藤晃弘建築都市設計事務所

土地の価格はどのように決まるか

土地選び、土地探しはとても難しくて重要なところですので、皆さま色々悩まれます。人気の土地になると迷っている間に、他の客に買われてしまいますので、ある程度のスピード感も大切になってきます。そういうわけで、探し始めて2~3年悩まれる方も多いです。今回は土地の価格に関して、押さえておかないといけない重要な項目を上げていきます。

 

1. 相場価格

2. 土地の形状

3. 環境

4. 法令・規制

5. 地盤強度

6. 売り主(不動産屋や所有者)の事情

 

これらの要素が複合的に組み合わさって土地の価格が決まります。では、それぞれの要点を見ていきます。

 

1.「相場価格について」

 

正確に適正な相場価格は、実はプロの不動産業者にしか分かりません。素人が様々な相場事情を理解するには、数を見て回って徐々に理解するしか無いと思います。しかし、最初に目安として利用するのに有効なのは、

 

①地価公示価格/国土交通省のウェブサイト(http://tochi.mlit.go.jp/)

②路線価格/国税庁のウェブサイト(http://www.rosenka.nta.go.jp/)

③都道府県地価調査/都道府県地価調査(各市役所のホームページ)

 

の3つです。②の路線価格は公示価格から約2割程減じた表示となっていますので、目安価格=路線価格×1.25倍、となります。ただしこれらは、あくまで目安であって他の条件により実際の価格は変動します。

 

2.「土地の形状について」

 

整形な四角形、または十分な広さのある土地なら問題はありません。そのかわり、値段もそれなり高額になると思います。変形敷地、傾斜地、狭小地など建物が建てにくそうなイメージの土地の場合、人気が無く、値段は下がる場合が多いです。しかし、変形敷地や傾斜地、狭小地などは設計の仕方によっては、面白い魅力的な住宅がつくれる場合があり、必ずしも実際に建物が建てにくい訳ではありません。購入に迷った時は、是非、私たちにご相談ください。

 

3.「環境について」

 

主なチェックポイントは以下です。

①交通の利便性

②買い物の利便性

③住環境(通風、湿気、日照、景観、騒音、防犯、災害等)

④医療・福祉施設へのアクセス

⑤子育て、教育環境

できるだけ敷地周辺を歩いてみたり、インターネットで周辺環境を調べたり、地元の人に評判を聞くのも良いかもしれません。

 

4.「法令・規制」

 

土地にどのような規制があり、どの程度の大きさの住まいが法的に建てられるのかは、敷地によって様々なので、建築士に相談しないと最終的に分からないと思います。一般的に一番馴染みのある法令は、建ぺい率、容積率などのように、土地面積に対してどのぐらいの広さの建物が建てられるのか、という規制です。あと、第一種低層住居専用地域、等の用途地域による規制です。これは、ある程度の目安にはなりますし、大きな問題が無い場合、そのままの数字通りに建てられます。

しかし、建物に関係する法令は様々なものがあります。主なもので、建築基準法、都市計画法、消防法、宅地造成規制法、道路法、駐車場法、自治体の建築条例、景観条例、その他場所によって色々な規制がかかってきます。これらを全て把握し、役所と協議し、計画案を考案するのは一般には知られていませんが、意外に大変なことなのです。また、法令の運用次第では、場合によっては建築不可という場合もあり得ます。ですので、設計能力だけで無く、法律にも詳しい設計事務所を選ぶことが大切です。

 

5.「地盤強度」

 

地盤強度が弱い場合、建物を建てるにあたって地盤改良や、杭を打つ必要があります。しっかり対策すれば良いのですが、購入前に土地の持ち主、不動産屋に地盤の強度について「地盤改良の必要が無いか」聞いておきましょう。地中の見えない部分での欠陥は後々大きな出費が必要になります。不明な場合は、購入前に地盤調査をするのも良いと思います。私たちに設計を依頼頂ける予定のお客様には地盤調査と分析のサービスを行っています。

 

6.「売り主の事情」

 

実はこれが一番相場に影響するところかもしれません。例えば、売り急いでいる物件は安くなりますし、他の人と競合するぐらい人気の土地は高くなります。ただし、本当にお得な掘り出し物は、業者が先に目を付けていますので、一般市場には出ないことが多いです。まずは、買う側が急いで高く買いすぎないように注意しましょう。

以上が一般的に注意する項目です。
しかし、本当に最も重要なのはあなたが「そこに住みたいかどうか?」を自分の本心に聞いてみることです。これは直感的で、ある種動物的な営巣本能に頼るということなのですが、人間だって動物です。今居る場所が自分にとって快適かどうかは、直感で見分けられるはずです。
まず、その土地を初めて訪れた時の印象を注意深く思い出してみましょう。周りの景色や、光の入り方、風の抜け具合、駅から歩いてきた道、など色々と思い出すうちに何となく好印象なのか、悪い印象なのかがぼんやり分かってきます。また、その土地には一つとても気に入った部分があるというのも重要です。その気に入った部分(例えば景色が抜群に良い。等)があれば、他のところは多少悪くても気にならない。・・・と思えるなら、それもあなたに合った土地なのだと思います。

市街化調整区域での建築

 

都市計画法では、「市街化調整区域は、市街化を抑制すべき区域とする。」と定義しています。この区域では、開発行為は原則として行わず、都市施設の整備も原則として行われません。つまり、新たに建築物を建てたり、増築することを極力抑える地域となります。

津の家の敷地は市街地調整区域内にあり、元々は畑の用途で使用されていました。農地や市街化調整区域は原則として住まいは建てられません。しかし、今回は代々土地の持ち主が変わらない(親族)ため、住まいの建築が可能になりました。

このように、市街化調整区域内であっても住まいの建築が全く不可能であるというわけではありません。市街化調整区域内に土地を持っていて建築を検討されている方は専門家に調査依頼をお願いしてみてはいかがでしょうか。市街化調整区域内の土地の購入を考えられている方は十分な調査が必要になります( ゚∀゚)

土地と建物の資金計画

通勤通学にも便利な土地が、仮に30坪、坪33万円で見つかったとすると、 

 土地        1000万円
 建物税込み     2100万円
 改良・引込・外構     150万円  
 諸費用・設計料      550万円
 トータル      3800万円(税別)

という計算式がかけます。建物は、30坪程度のプランであれば、私たち[近藤晃弘建築都市設計事務所]では上記金額は可能です。

頭金800万で、フラット35(現在の最低金利2.22%)を使ってローンを組んだ場合、ローン借り入れ金額は3000万で計算します。フラット35の基準だと年収400万で3500万程度の借入金が可能です。

上記の通りで月々の返済額は、下記のとおり家賃並みになります。
全期間(ボーナス払いなし) 10.3万円

頭金は300万円しか用意できないという人だと3500万の借り入れが必要です。この場合は、
全期間(ボーナス払いなし) 12.0万円

ということになりますが、このくらいなら許容範囲という方は多いのではないでしょうか。

※住宅資金の20〜30%を自己資金で、70〜80%を住宅ローンに頼るのが理想とされています。

インフラ引込工事の予算

 

通常、道路下には下水道本管、水道本管、ガス本管などの都市インフラ設備が埋設されています。そのため、宅地化をする際には、それらのインフラ設備を支管により宅地内に引き込みます。


津の家の敷地は市街地調整区域内にあり、元々は畑の用途で使用されていました。そのため下水道本管とガス本管は未整備で浄化槽、プロパンガスの利用をしなければなりません。水道本管も宅地内には引き込まれていないので引き込み工事が必要になります。

水道の引き込み費用は本管の径、引き込み距離、道路の復旧幅、交通量などによって変わります。引き込み工事は役所の決めた指定工事店の言い値で決まり、金額のコントロールは難しいです。40~100万の予算を見込む必要があります。津の家では水道本管引き込み工事として、520,000円、浄化槽設置工事として440,000円かかっています。そのため、インフラ設備としては520,000円+440,000円=960,000×1.05=1,008,000円(税込み)のコストアップとなっています。ガス設備は給湯やコンロをオール電化にて対応しています。別途、給水加入金(負担金)が170,100円かかっています。

また、引き込みされている宅地でも、建物の階数、規模、水栓数によって、ワンランク上の配管径が要求されることも多いです。水圧は地方によってまちまちなので、ヒアリングして決めていきます。戸建て2階建て住宅は20mmが一つの目安になります。13mmの場合はまず敷設替えが必要です。

また、3階建ての場合は25mmが要求されることがあることや、水圧の計算を要求されることがあります。山の上など圧が極端に低いエリアに建てる場合は受水槽の設置を要求されることもあります。二世帯住宅など水栓数が多い場合は特に注意して水道局にヒアリングしておく必要があります。

住宅設計トライアル(体験版)のご案内

建築家のプランお試しください!(正)top

住宅設計トライアル(体験版)とは?

「建築家に対するその不安、間違いです!」

住まいの設計では、綿密な打合せを通じて、住まい手の要望や個性を丁寧に設計することが望ましいと考えます。そのため私たち[近藤晃弘建築都市設計事務所]ではヒアリングにより、たくさんのご要望をお伺いし、それらをうまく生かしながらデザインする設計方法をとっています。

しかし、設計事務所あるいは建築家に対するイメージとして、勝手なデザインをされるのではないか、コストが高くつくのではないかと不安で、なかなか依頼まで踏み込めない建築主の方も多いのではないでしょうか。

 

「信頼関係の構築を第一に考えています!」

そこで、私たちは住宅設計トライアル(体験版)というカタチで、「無料」でプレゼンテーションを行っています。「・平面図・立面図・断面図・ パースや模型・資金計画書」によるプレゼンテーションで是非、建築家のアイデアを体感ください。(※住宅設計トライアル実施の条件は、 私たちが予算内でご要望を形にしたアイデアを提案できた場合、ご契約いただけることが前提となります。)

 住宅設計トライアルの主旨は設計コンペのように案を選んでいただくことで はなく、設計者としてご指名いただくことです。住宅設計トライアルの提案は基本設計、実施設計、見積調整段階で変更してい ただくことが可能です。これをきっかけにお互いの信頼関係の構築に繋がれば幸いです。スケジュールや設計・監理の流れ等については「Flow」をご覧下さい。

 

「お申し込み方法」

「Contact(お問い合わせフォーム)」より下記項目を可能な範囲でお知らせください。または「ヒアリングシート」を記入いただき、メール、あるいはFAXいただいても大丈夫です。

E-MAIL:info@ak-archi.com

FAX :06-6131-8906

 

「記入いただきたい項目」

・お名前・ご住所・TEL・メールアドレス・新居居住予定者数

・予定建設費・建設地住所・竣工予定時期・想定規模や間取り

・ご質問・新しい住まいのご要望・敷地面積・イメージ写真など

地震と耐震等級

 

建築の本質である、人の生命を守ることは当然です。私たち[近藤晃弘建築都市設計事務所]では「稀に発生する(50年~100年に一度)震度5弱程度以下の中小地震に対しては、損傷しないこと。」、「極めて稀に発生する(500年に1度)大地震に対しては、ある程度の損傷を許容するが倒壊せず、生命と財産を守ること。」を耐震設計の理念とし、耐震等級2を採用しています。耐震等級2は建築基準法の耐力壁量と比べ、1.3~1.4倍程度の耐力壁量があります。

下図を耐震設計のイメージとして、耐震等級と地震の関係、耐震等級と建築基準法との関係等、参考にしていただければ分かりやすいです。

地震と耐震等級

ハウスメーカーと設計事務所のコスト比較

「工事費の坪単価比較」

大手・中堅ハウスメーカーのコスト(坪単価/法廷床面積)一覧表になります。私たち[近藤晃弘建築都市設計事務所]は諸条件によりますが平均坪単価/法廷床面積は67万円程度ですので、ハウスメーカーとほぼ同じか、あるいは少し安い程度ではないでしょうか。(更に積極的にコストダウンを測ることも可能です。)コストについては、基本設計が固まった時点で詳細な見積をとり、減額調整してから実施設計に入ります。コストコントロールは得意とするところです。ご安心ください。

坪単価木質系鉄骨系コンクリート系
80万円〜スウェーデンハウス積水ハウス
ダイワハウス
(注文住宅)
ヘーベルハウス
パナホーム
大成建設
(パルコン)
70万円〜80万円住友林業
三井ホーム
三菱ホーム
セキスイハイム
65万円〜75万円セキスイツーユーホーム
ミサワホーム
トユタホームレスコハウス
60万円〜70万円一条工務店
(注文住宅)
大成建設
(パルコン)
ダイワハウス
(規格住宅)
55万円〜65万円一条工務店
(規格住宅)
S×L
(注文住宅)
三井ホーム(規格住宅)
50万円〜60万円住友不動産
東急ホーム
東日本ハウス
45万円〜55万円アイフルホーム
クレバリーホーム
ユニバーサルホーム
40万円〜50万円タマホーム
30万円〜40万円S×L(ネット販売)

「住まいづくりの仕組みの比較」

ハウスメーカーは、規格住宅の中から施主がもっとも予算と要望に近いものを「選定」する仕組みで、かつての公団の団地のように大量の住宅をつくるときにもっともふさわしいやり方でした。このやり方は戦後、高度成長期から続いていますが、現在の先進国である日本における豊かな住まいづくりとしてふさわしいでしょうか。技術は交通や家電、パソコンやインターネットにより進歩し便利になったという成熟感はありますが、こと住まいに関してはまだまだ未成熟ではないでしょうか。ハウスメーカーの注文住宅というケースもありますが、要望や土地条件などに少しでも特殊な部分があると対応不能になるか、高額になることが多いです。

設計事務所は、こだわりを持ったお施主さまのために、設計事務所が弁護士のような立場で施工会社とお施主さまの橋渡しをします。個別要望や特殊条件を設計に細かく反映することが可能で、コストコントロールや品質のチェックが可能ということで、質の向上面では設計事務所はハウスメーカーより圧倒的に有利です。個別対応には時間と費用がかかりますが、設計料が同じなら検討に費用をかけるのはお施主さま目線でみれば得ではないでしょうか。弱点は大手に比べて知名度が圧倒的に低いため、情報量が少なすぎる方には選択肢として選べないところではないでしょうか。

商品開発費+広告宣伝費を含めた経費率が40%の大手ハウスメーカーと近藤晃弘建築都市設計事務所+優良工務店の組み合わせを比較したら、間違いなく後者のほうがコスト的には得になります。質的な面でみても前者は新建材でできた規格住宅なのに対し、後者は自然素材で手作りの住まいで、満足度は圧倒的に異なります。大手だと保障の問題が唯一有利そうな気がしますが、工事中の倒産は住宅完成保証制度で備えられますし、雨漏りや構造に関しても、住宅瑕疵担保責任保険制度で10年間の保証が得られれば、基本的には十分と考えられます。

このハウスメーカーのコスト(坪単価表)は各社の営業マンに直接ヒアリングされた「家づくりの応援サイト」より転用させていただいています。

住まいのヒアリングシート

ヒアリングシート_1

「住まいづくりの第一歩」

私たち[近藤晃弘建築都市設計事務所]では住まいづくりにおいて、特にお客さまとのコミュニケーションを大切にしています。このヒアリングシートは、これから始まる住まいづくりを楽しく進めていくための「第一歩」です。

ご記入いただける範囲でかまいません、たくさんのご要望やこだわり、私たちに期待することを聞かせてください!より具体的に、ご要望やこだわりを聞かせていただいたほうが、「住まい手である、お客さまらしい住まい」になります。

是非、思う存分、想いのほどをお聞かせください、私たちはその想いに、きっと応えることができるでしょう!

 

住まいのヒアリングシートクリックでダウンロードできます)

 

「お送り方法」

FAXもしくはメールにてお送りください。

FAX:06-6131-8906

E-MAIL:info@ak-archi.com

良い工務店の選び方

 

「工務店選定のチェックポイント」

 

「良い工務店を選ぶにはどうしたらいいでしょうか?」

 

お施主さまとのお話しの中で、特によく質問されます。そこで、私たち[近藤晃弘建築都市設計事務所]による工務店の選定について記載したいと思います。

 

はじめに、工務店の選定によって、出来上がりの住まいの品質は大きく影響します。私たち設計事務所としても慎重に時間をかけて検討しています。特に性能面の確保を前提とした場合、ただ安いだけの工務店に発注するのはとても危険です。

 

設計事務所をやっているとよく分かるのですが、工務店のレベルはピンからキリまであります。ものづくりが好きで、仕事に誇りを持ち、設計図の重要な部分をしっかり読み取り、正確で美しい仕事をしてくれるところもあれば、何度注意しても設計図に目を通さなかったり、間違った施工をしてしまったり、設計図と違う製品を発注したりするようなところもあったりします。

 

そのため私たちの工務店の選定は

 

1. 性能面で全面的に信頼がおけること

2. コストコントロール能力があること

3. 保証・メンテナンスなどを重要視していること

4. 担当者・現場監督の人柄

 

などをチェックしています。

 

基本的に設計事務所に依頼して住まいをつくる場合は、工務店の選定に関してアドバイスが得られます。それを参考にして工務店を選ぶのが一番良いと思います。設計事務所は数多くの工務店の工事を監理し、色々な職人の仕事を見ています。また、同業者の仲間から工務店についての良い噂も、悪い噂も入ってきます。ですので、建築家は良い工務店を選定する方法について経験上、最もよく知っています。

 

 

「1. 性能面で全面的に信頼がおけること」

 

工務店を選ぶ時に最も重要なのは、やはり確実な施工をしてくれるところです。設計・施工レベルの高い家を施工した実績があり、施主や建築家の評判が良いというのは大切です。

工務店選定の際には、実際に施工物件を見せていただいたり、誰が担当者で工事現場の監督になるのか?というところまで確認して、担当者と色々な話をします。そうすることで、施工者の知識、技術、判断力、人柄を確認できます。建築というのは、設計者×現場監督×職人のコラボレートによってつくられていくものなので、それぞれの担当者個人の能力が高くないと、なかなか良い建築はできません。

また、工務店はそれぞれ得意としている分野があります。ハウスメーカーの住宅や建て売り住宅の施工を得意としている工務店に注文住宅を依頼するのは、仕事の内容や進め方が違うので無理があります。ですので、得意分野や適性を見極めることも大切です。

 

「2. コストコントロール能力があること」

 

工事金額については、安いことも重要ですが、それよりももっと大切なのは、見積書の内容がしっかりしているか?見落としや、いい加減な数量を入れていないか?という点です。見積書は、工事契約の前に取るものなので、良い判断の材料になります。

見積書というのは、ただ単に工事の金額が書いてあるだけで無く、どういう工程で、どういう種類の工事をするのか?ということも読み取ることが出来ます。そこで、工事全体を事前に把握する能力や、段取りの良さが分かります。また、見落としが沢山あると、当然金額は安くなりますが、工事の後半になってくると資金繰りが段々苦しくなってくるので、手抜き工事のきっかけにもなります。結果、仕上がりの品質が非常に悪くなり、最初は安いと思っても、後々困ることになります。

安く良い家を手に入れるということは、適切な工事内容で安く施工してもらう。ということであって、何でも良いから安くしてもらえれば良いといのとは違います。この点のバランスの判断とアドバイスが出来るのも、設計事務所を通して家をつくるときの大きなメリットです。

 

「3. 保証・メンテナンスなどを重要視していること」

 

後々も面倒を見てくれるという安心感も大切です。保証やメンテナンスについては、契約前にきちんと確認しておくことが大切です。どの程度の頻度で点検にきてくれるのか、保証の内容・範囲・金額の確認は必ず行います。保証やメンテナンスの種類についてはこちらをご覧ください。

 

「4. 担当者・現場監督の人柄」

 

担当者・現場監督の人柄というのもとても大切だと考えています。経験則がすべてではないですが、話が非常に上手い人や自分の仕事をやたらと自慢する人は注意します。こういうタイプを、業界では口で仕事をする人、と言います。仕事は、行動で示すものであって、職人気質で無口でも良いので、しっかり丁寧に仕事をしてくれる人の方が良いと思います。

建築条件付き土地について

建築条件付き土地とは?

建築条件付き土地とは、その土地の売主が指定する建築業者(工務店やハウスメーカー)により、その敷地に住宅を新築することを条件として購入できる土地です。土地探しを実際にされたことのある方は一度は聞いたことのある言葉だと思います。

土地の売主が指定する建築業者は、売主そのものか、そのグループ会社ということが多く、土地の売買による利益のほかに建物の請負工事においても利益を得るために、このような建築条件を付けます。

 

建築条件付き土地 購入時の3つの注意点

 

「1. フリープランの注意点」

建築条件付き土地の場合、その土地に新築する住宅は「フリープラン」と広告が出されていて、注文住宅であるとイメージされている方も多いようです。実際に設計の自由度が高く、注文住宅と言えるものもありますが、そのほとんどは業者の都合で制約を受けてしまい、自由なプランができないものが多いようです。

間取りがいくつかのプランからの選択になっていたり、簡単なプラン変更しかできなかったりすることがあります。また、仕様が既に決められていたり、仕様変更ができたとしても、追加費用が実際にかかる費用とかけ離れていたりすることがあります。

間取りや仕様にどんな制約があるか、個々にしっかり確認してから購入を判断しましょう。

 

「2. 施工管理・品質管理の注意点」

建築条件付き土地といっても建売住宅と変わらないものが多いため、建築業者の施工監理(工事監理)が非常に甘いケースがあります。その結果、新築工事の品質が低くなり、施工ミス・欠陥などのトラブルが生まれることがあります。

建築、施工品質といった面で安心を得たいのであれば、第三者の住宅検査を建築中に入れることでをおすすめします。

 

「3. 契約時の注意点」

建築条件付き土地の契約は、まず、土地の売買契約を行います。その後、住まいのプランや仕様が決まった段階で、施工会社と建築工事請負契約を行います。このときに、「買主と売主が建物のプランで合意できない場合は土地の売買契約を白紙にしましょう」という内容にしておくべきです。これが正しいやり方です。

でも、土地の売買の際に、土地と建物の両方の売買契約を結ぼうとする不動産会社があります。これはとても危険です。まだプランも仕様も決まっていない建物の契約を行おうとするのです。こういう不動産会社は信頼できないので、いくら土地が気にいっていたとしても諦める勇気も必要です。

 

どうやって依頼先の選定すればよいか?

住まいづくりにおいては依頼先はとても重要です。依頼した金額が同じでも依頼先の能力次第で、完成する住まいは全く別物になるからです。第三者のチェックが入る方が、住まいの質は高くなるので望ましく、そういう意味では建築家のように設計と施工を分離して、コストと性能を確保するのが理想です。また、ハウスメーカーや工務店のように設計施工が一体の場合でも、広さや、性能、価格や構造、品質管理や保証はどうかと、総合的に比較検討して依頼先を決めるのが良いと思います。建築主は基本的に 住まいについての知識が乏しいわけなので、この比較検討の作業を通して最適なパートナーや、最適な作り方を考えることがとても重要です。

 

ところが、建築条件付き土地の場合は、設計者施工者は自動的に決まります。言い方は悪いのですが競争原理が働かないので、性能が低く、魅力のない建物しかつくることのできない出来の悪い業者でも、建築条件付き土地であれば仕事を確保できます。価格も、工法も、使う材料も全て業者に都合のいいように決まっています。保証や性能は最低限のものと考えておいた方が良いと思います。

 

建築条件付き土地の住宅では、「じゃあ、他で頼みます」という捨て台詞が使えません。はじめての住まいづくりをするときに、知識が十分にない建築主の方でも「比較検討する」ことはできますが、建築条件付き土地のレールにのったら、他と比較検討することは意味を持たなくなります。選択の可能性を絶つということは、建築主の最大の権利を放棄したに等しいのではないでしょうか。
これから、依頼先を考えるという方にはその辺も含めて検討いただきたいと思います。
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philosophy

私たちの役割は、心地の良い、その人にとっての「居場所」をカタチにすることです。
「自然」との関わり、「まち」との関わり、「人」との繋がりを想像し
自由にふるまえ、永く愛着のもてる、暮らしを楽しむことのできるデザイン
「シンプル」で「ゆたか」な、建築をつくりたいと考えています。

建築づくりは、クライアントと設計者がコミュニケーションを重ねながらのプロセスです。
疑問があればおっしゃってください、ご理解いただけるよう説明させていただきます。
信頼関係を築いていくことが、何より大切なことですから。
ひとつひとつのプロセスが、「建てて良かった」というご自身の納得度につながります。
私たちは常に立ち合い、ともに考え、つくっていきたいと考えています。

akihiro kondo

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一級建築士事務所 近藤晃弘建築都市設計事務所

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近藤晃弘建築都市設計事務所は日本全国で建築・インテリアの企画・設計監理を行う設計事務所です。常に建築のプロフェッショナルであることを自覚し、デザイン、テクニカル、コスト、全てにおいて責任のある設計を目指し、きめ細やかなサービスを心がけています。設計前の土地探しから資金計画、お引き渡し後の家具の選定までトータルで建築をコーディネートしています。

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